北海道コンサドーレ札幌FWドゥグラス・オリベイラ(25)がJリーグデビューへの覚悟を見せる。13日、札幌・宮の沢での練習後にオンライン取材に対応した。今季ブラジルから加入し、公式戦出場はまだない。7月4日のリーグ再開へ向けて「モチベーションは高く、楽しみ。試合に絡んで自分のプレーでチームに貢献したい」と心待ちにする。

来日したのは2月。新型コロナウイルスの影響で初の海外挑戦は苦難のスタートだった。チームメートのFWロペスは家族を心配してブラジルに一時帰国中。ドゥグラスも妻を母国に残している。「もちろん奥さんに会いたい」と寂しい思いをしているが「ブラジルに帰国することは考えたことはない。いつか絶対に(妻は)来日できる。仕方ないと夫婦で割り切っている」。その理由をこう言い切る。「目標が明確なので。とにかくこのチームで活躍できるように、貢献できるようにという気持ちが強いから」。目標のため、プレーに集中する。

「がむしゃらにプレーするところ、攻守で一生懸命やるところ」と運動量に自信を持つ。中断期間で落ちたコンディションは徐々に回復しており「出場機会はあると思う。その時に自分のプレーができるように準備する」。出番を信じて練習に取り組む。【保坂果那】