新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2月下旬から中断していたJリーグ。6月27日のJ2再開&J3開幕に続き、4日にはいよいよJ1もリモートマッチ(無観客試合)で再開します。2月21、22、23日の開幕節1試合のみ戦い、その後止まっていた約4カ月間で、チームはどう変化しているのか-。システムは? スタメンは? 戦力は? 再開まで3日となった1日、全9試合の予想スタメンを一挙掲載。開幕戦との顔ぶれを比較をしながら、待望の一戦への妄想!? を膨らませましょう!

<鹿島アントラーズ>

シーズンオフが約2週間しかとれず、選手の疲労が懸念されていたが、中断期間をへて数年ぶりに“けが人ゼロ”になった。公式戦無得点で3連敗中だが、今季ブラジルから加入したFWエヴェラウドは「中断期間は有意義だった。筋力やパワーがつき、フィジカル的な自信はついた。試合をやりたくてうずうずしている」。MF荒木らルーキーの台頭も期待できそうだ。過去4年リーグ戦で勝利のない天敵川崎Fを倒して勢いに乗り、この4カ月で成熟度を増したザーゴサッカーで高みを目指す。

<川崎フロンターレ>

システムは今季から取り組んでいる4-3-3、スタメンも開幕時から変化はなさそう。中断中の6月に右膝関節内遊離体の除去手術を受けたFW小林不在は痛いが、先発レベルの選手がそろっており、過密日程でもチーム力の大幅ダウンは回避できる。シーズン佳境に左膝手術からのリハビリに励むMF中村が復帰してくれば、V奪還への強烈な追い風になることは間違いない。6月に行った練習試合は4戦4勝。MF大島が「攻守で手応えを感じています」と話すように、着実に臨戦態勢を整えている。