大阪3クラブ目のJリーグ入りを目指すJFLのFC大阪が23日、ラグビーの聖地・花園で初勝利を挙げた。

今年10月からクラブが指定管理者の1団体となり、改修を予定する第2グラウンドで、サッカーの公式戦を初開催。全国高校ラグビーでおなじみの仮設スタンド、手書き得点板の会場にゴールポストが設置され、芝はラグビーの半分程度という約20ミリに刈った。

第1グラウンドでは99年にセレッソ大阪が名古屋グランパスと対戦した例がある。疋田晴巳社長は「ラグビー界と一緒に聖地の価値を上げていきたい」と理想を掲げる。現在はJ3のライセンスを申請中で、最速で来季からJ参入の可能性がある。

この日はMIOびわこ滋賀に1-0で勝ち、開幕3連勝で首位をキープ。後半18分に決勝点を挙げたFW川西誠(29)は「Jリーグに上がりたい思いは強い。地域の皆さんに愛されるチームになりたい」と力強く言い切った。【松本航】