23日のリーグ第12節ホームG大阪戦を持って現役を引退した鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)が、ラストマッチから一夜明けた24日、オンラインで引退会見を行った。

14年半のサッカー人生を終えた内田はさわやかな表情で会見に出席した。32歳での現役引退に早すぎるという声もあったが「年齢は関係ないと思う」とはっきり言った。「(膝を)手術したあとの1年、2年近くの空白がきいた。技術的には別に(問題ない)と思うが、運動能力が落ちた。走る、止まる、ターンするという基本能力が1番がつんときた」と話した。

ルヴァン杯清水戦が終わったあとにクラブに引退を申し出たという。「前半はほとんど抑えたが、後半もたないし、細かいところを言えば、危ないところがわかっていてもそこにいけなくなったり、いかなきゃいけないポジションにスピードもっていけなかったり、そういうことが数多くあって。あの試合が自分の中で、やめなきゃだめだという後押しになった」と明かした。

今後の活動については具体的な言及はせず「サッカーの道で生きたい。チャレンジできることはなにがあるのか考えたい」と話した。