J2アルビレックス新潟は25日、J1清水エスパルスのFW鄭大世(36)の期限付き移籍での加入が決まったと発表した。移籍期間は21年1月31日まで。26日からチームに合流する予定。

背番号49に決まった鄭大世は「情熱的なオファーをいただき、久々に胸が高鳴り、自分を必要としてくれるということに感動しました。必要とされることはサッカー選手としてすごく幸せなことなので、本当に感謝しています」とコメント。「これまで以上に情熱を持って新潟のためにプレーしたいと思います」と抱負を口にした。

鄭大世はJ1リーグ通算で181試合に出場し65得点。川崎F、ボーフム、ケルン(ともにブンデス)、K1水原三星を経て、15年に清水に加入。今季はリーグ戦2試合、カップ戦2試合の出場にとどまっていた。

北朝鮮代表では10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場した。

◆鄭大世(ちょん・てせ)1984年3月2日生まれ、愛知県出身。愛知朝鮮高、朝鮮大学校を経て06年に川崎F入団。加入2年目の07年からJ1で3年連続2桁得点を達成。北朝鮮代表として10年W杯南アフリカ大会に出場。同年7月にドイツ2部ボーフムに移籍すると、加入初年度にシーズン10得点。ケルンを経て13年に韓国1部の水原に移籍し、ここでも加入1年目で10得点を挙げた。15年に清水に移籍し、16年には26得点でJ2得点王。国際Aマッチ通算33試合15得点。181センチ、80キロ。