コンサドーレ札幌ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は“相討ち”上等の姿勢で、26日アウェー横浜戦(日産ス)に臨む。ACLの日程の関係で11月に予定されていた第29節が組み込まれた。25日、札幌・宮の沢で前日練習を終えると、まるでロバート・デ・ニーロのマフィア映画さながらの表現で覚悟を示した。「お互いナイフを持って刺し合うような、激しく両方が攻撃的に戦うゲーム」と例え、さらに「やるか、やられるか。そういう戦いになる」と続けた。

ちょうど1カ月ぶりの対戦となる。7月26日ホーム戦は初めてやった“ゼロトップ”戦術が奏功し3-1で勝利した。そこから4試合は1分け3敗で未勝利。昨季J1覇者でクラブにとって敵地で8戦全敗の相手だが「勇気を持った戦いをしたい」と思い描く。

横浜は中2日だが、札幌は23日鳥栖戦が新型コロナウイルスの影響で中止となり、過密日程を避けられた分、選手の体力面で分はある。「いかに相手に対してアグレッシブに攻撃的な姿勢を持って戦い続けるか。相手に対してミスをしないか」。5試合ぶりの勝ち点3を目指し、真っ向勝負に挑む。【保坂果那】