J1清水エスパルスは守備の立て直しに着手する。1日は静岡市内で約2時間の練習。ゲーム形式のメニューなどで汗を流した。

MF河井陽介(31)とGK大久保択生(30)が、オンライン取材に応じた。

直近3試合で12失点を喫して3連敗中。前節・先月29日の川崎F戦では0-5で大敗し、今季失点数はリーグ最多「29」に伸びた。13節を終えて無失点試合は1度だけ。9試合で複数失点を記録しており、守備の見直しは急務だ。今後ピーター・クラモフスキー監督(41)は、戦術的な守備のメニューに細かく取り組むとしている。

河井が「ボール保持者へのプレスや、後方から攻め上がる選手へのマークなどを改めて整理する。監督の求めるものを体現したい」と話せば、大久保は「守備の立ち位置や、プレッシャーのかけ方を見直したい。悪い流れを打開して、試合中に修正する力も足りていない」と分析した。

次節は5日、ホームで柏と対する。今季14ゴールで得点ランク首位に立つFWオルンガなど強力な攻撃陣を擁し、リーグ3位の26得点。清水にとっては、早くも守備強化の真価が問われる一戦となる。河井は「受け身にならず、アグレッシブに得点を奪うための守備をしたい」と力を込めた。【古地真隆】