浦和レッズレディースがジェフユナイテッド千葉レディースに3-0で快勝した。2位日テレ・東京ヴェルディベレーザが敗れたため、14年以来6季ぶりの優勝へ1歩前進した。

まずは前半15分、ピッチ左でFKを得ると、MF猶本光(26)の蹴ったボールにFW菅沢優衣香(29)が頭で合わせて先制。同37分にはMF柴田華絵(28)のスルーパスに菅沢が抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して2点目を挙げた。菅沢は今季4度目の1試合2得点となった。

このまま折り返した後半も激しいプレスで相手に隙を与えず、迎えた後半28分。またもピッチ左でFKを得ると、猶本のボールに最後は途中出場のFW安藤梢(38)が右足を合わせて3点目のネットを揺らし、試合を決めた。

首位を独走中のチームはこれで勝ち点を31とし、この日ノジマステラ神奈川相模原に敗れた日テレに残り6試合で9差をつけた。森栄次監督(61)は「コンパクトに守備ができていて、攻撃もうまくショートカウンターでゴールに直結したシーンもあった。いい流れだったと思います」とたたえた。次節は優勝を争う日テレとアウェーでの直接対決となる。ホームでの前回対戦では1-0で勝利。勝てば大きく優勝へ近づく大一番へ向け、指揮官は「次は大事な上位チーム相手。気を引き締めて頑張りたい。全力で戦います」と力を込めた。