清水エスパルスに2種登録されているユース所属のMF成岡輝瑠(ひかる、18)が、リーグ戦初先発を目指す。

6日は静岡市内で行われた練習に参加。8対8のミニゲームでは、中盤でテンポ良くパスを回して攻撃を組み立てた。

これまで各世代別日本代表に選出され、7月末に来季のトップチーム昇格が内定した。既に今季公式戦6試合に出場。8月のルヴァン杯鹿島戦(2●3)では、先発して後半44分までプレーした。「こんなにも早く試合に絡めるとは思っていなかった」。その上で「試合に出て満足してよい、甘い環境ではない。年齢関係なく結果を求めていきたい」ときっぱり。国内最高峰の舞台で戦う意味を理解している。ピーター・クラモフスキー監督(41)も「才能があり、将来が楽しみな選手」と能力を高く評価している。

現在チームは3連敗中。次節は10日、ホームで広島と対する。成岡は「試合を組み立てつつ、前線に飛び出すプレーが自分の持ち味。いかなる形の出場でも勝利のために戦う部分は変わらない」と力を込めた。クラブの未来を担う逸材が、4試合ぶりの勝利へ起爆剤になる。【古地真隆】