ガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(28)が、MF遠藤保仁(40)がJ2ジュビロ移籍へ移籍したことに対し、「偉大な存在を失った。どしっと構えてくれていたのがいなくなった。選手個々が感じている違和感はある」とショックの大きさを口にした。9日、大阪・吹田市内での練習後にオンライン取材に応じた。

一方で「ネガティブな発想ではなく、選手は消耗品だと個人では思っている。いいパフォーマンスで、長くいられる消耗品であり続けるかが大事。世界ではあることだし、引きずってはいけない」と、サッカーの世界では当たり前の移籍であることも強調した。

宇佐美は今季、開幕から20試合4得点。全試合に出場しているが、安泰だった先発の座をここ4試合中3試合も外れ、途中出場が増えている。チームの6連勝が懸かった10日のFC東京戦(味スタ)は、2試合ぶりの先発の可能性がある。エースは「僕個人は結果でも引っ張っていかないといけない。チームに落とし込んでいかないといけない。(遠藤のような)そういう存在になりたいと思うが、個人が思っても意味がない。自分がやるべきことをやっていく中で思われ、言われること」と発言。大黒柱の定義は、自らの覚悟に加え、最後は周囲の評価で決まることだと強調した。