J1第22節が10月14日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

サガン鳥栖 – 鹿島アントラーズ

・鳥栖対鹿島の通算17試合では、鳥栖が6勝3分8敗と負け越している。鳥栖は今対戦では現在2連敗中。今節敗れると、今カードでは2015年4月~2016年3月以来の3連敗となる。

・鹿島はアウェイの鳥栖戦直近4試合では3敗(1勝)。この間に記録した得点は勝利した試合の1得点のみ。

・鳥栖は現在3連敗中であり、この内の2試合で無得点。同クラブがそれ以前の12試合で無得点に終わった試合数と同じ(4勝4分4敗)。

・鹿島は前節横浜FC戦で3試合ぶりに得点を挙げて勝利(3-2)。しかし、現在3試合連続で2失点ずつ喫しており、同クラブが最後に4試合連続で複数失点を許したのは2006年9月~10月(当時6試合連続)。

・鳥栖は直近4試合では7回の決定機でわずか1得点のみ(14.3%)。それ以前の7試合では12回の決定機で8得点を挙げていた(66.7%)。

・鹿島は後半アディショナルタイムに挙げた得点数が今季リーグ最多(6点)。同時間帯に挙げた直近3得点はいずれも決勝点となっている。

・樋口雄太は今季シュート関与数がチーム2位(35本:シュート20本+ラストパス15本)。鳥栖所属の中では、今季出場した全試合でシュートに関与している唯一の選手。

・ファン・アラーノは今季ラストパス数がリーグ3位(47本)。この内の17本はエヴェラウドへ供給したものであり、同一選手へのラストパス数としては今季リーグ最多タイ。


ベガルタ仙台 – 横浜FC

・仙台は横浜FCとの今季前回対戦では引き分け(1-1:2020年7月)。今季昇格クラブとの2試合ではいずれも未勝利(1分1敗)。同クラブが最後に昇格クラブとの対戦で3試合連続未勝利に終わったのは2016年5月~11月(当時5試合連続)。

・横浜FCは現在2試合連続で3失点を喫しての2連敗中。同クラブはJ1ではこれまで3試合連続で3失点以上を喫したことがない。

・仙台は今季ホームで勝利を挙げていない唯一のクラブ(3分6敗)。また、同一シーズン内の本拠地での連続未勝利数としてはクラブ史上ワースト2位(11試合連続:2003年4月~10月)。

・横浜FCはアウェイでは現在3試合連続で2得点ずつ記録(1勝2敗)。今季それ以前の敵地での8試合で複数得点を挙げたのは2試合のみだった(2勝1分5敗:1試合平均1.1得点)。

・仙台は9月以降のホームでの被決定率がリーグワースト2位(21.3%:10失点/47被シュート)。今季それ以前の本拠地での被決定率は8.5%だった(9失点/106被シュート)。

・横浜FCは今季決定機での得点率がリーグ2位(52%:13点/25回)。今季アウェイでの同率は44.4%(8点/18回)だが、敵地での直近3試合では5回の決定機で3得点を挙げている。

・浜崎拓磨は今季初出場した7月8日の浦和戦以降では、セットプレーからのアシスト数がリーグ2位タイ(3アシスト)。同状況からのラストパス数も同期間ではリーグ3位タイ(14本)。

・松尾佑介はアウェイでは現在2試合連続得点中(計3点)。同選手は敵地での枠内シュート率が今季リーグベスト(91.7%:11/12本、同地でシュート10本以上を記録している選手のみ)。


柏レイソル – 浦和レッズ

・柏対浦和の通算45試合では、柏が16勝7分22敗と負け越している。柏は今対戦直近5試合では4勝(1敗)。それ以前の今カード10試合ではわずか1勝のみだった(1分8敗)。

・浦和はアウェイの柏戦では現在2試合連続無得点での2連敗中。今節敗れると、敵地での今カードでは1997年9月~2001年7月以来の3連敗となる(当時4連敗)。

・柏は現在2試合連続で3得点以上を挙げての2連勝中。同クラブは今季勝利した11試合の内、8試合で3得点以上を記録している。

・浦和は現在、アウェイでは2019年4月以来の3連勝中(当時4連勝)。今季敵地での10試合では7勝(3敗)を挙げており、既に昨季のアウェイでの勝利数を上回っている(2019年:5勝7分5敗)。

・柏は今季ホーム戦の15分単位の時間帯で、試合最後の15分間(76-90分)にリーグワーストの10失点を喫している。同クラブが本拠地で喫した直近11失点の内、7失点は同時間帯のもの。

・浦和は今季アウェイでの決定率がリーグベスト(16.8%:19点/113本)。敵地で複数得点を挙げた試合数は川崎(9試合)に次いで今季リーグで2番目に多い(8試合)。

・オルンガが今季1得点あたりに要した平均時間は83.3分(21点/1,749分)。2015年以降、シーズン10得点以上を挙げた中ではリーグベストの記録。

・興梠慎三は出場した柏戦直近4試合で3得点。しかし、この3得点はいずれもホームで挙げたものであり、2015年以降のアウェイでの今カードでは出場4試合で無得点。


FC東京 – 清水エスパルス

・FC東京対清水の通算37試合では、FC東京が19勝7分11敗と勝ち越している。FC東京は現在今対戦では3連勝中で、同カード直近14試合でも1敗しかしていない(9勝4分)。

・FC東京は前節G大阪戦で敗れたが、これ以前は2連勝していた。それ以前のリーグ戦3試合でも2連勝後に敗戦。本拠地直近3試合でも2連勝後にG大阪戦で敗れている。

・清水は現在4連敗中。直近12試合で11敗(1勝)。今季開幕からの22試合で記録している16敗は、同期間ではクラブワースト記録を更新中。

・清水はアウェイ戦では現在の2連敗も含む、直近6試合で5敗(1勝)。このうち敗れた5試合ではいずれも複数失点喫していて、同1試合平均失点数は3.4(17/5)。

・FC東京は今季ポゼッション50%以上を記録した4試合で1勝(1分2敗)。前節G大阪戦では今季クラブ最多の59%のポゼッションを記録して敗れた同クラブは、ポゼッション59%以上を記録した試合では、現在11試合連続で白星なし(7分4敗)。

・清水は敗れた直近全11試合で複数失点を喫している(1試合平均3.3:33/11)。同直近各4試合では被枠内シュートを5本以内(1試合平均4.8)に抑えているが、この間の被決定率は52.6%(10/19)。これ以前の同7試合での1試合平均被枠内シュート数(8:56/7)よりも減っているが、被決定率は悪化している(41.1%:23/56)。

・ディエゴ・オリヴェイラは清水戦直近3試合で3得点に直接関与している(2ゴール+1アシスト)。今季の開幕節と昨季ホームでの今カードではいずれもゴールを決めている。

・ヴァウドの今季ブロック数はリーグ2位の24本。1試合平均ブロック数はリーグトップ(1.3:24/18)。


ガンバ大阪 – 横浜F・マリノス

・G大阪対横浜FMの通算59試合では、G大阪が18勝11分30敗と負け越している。G大阪にとって横浜FMは、勝率が最も低い相手(30.5%:横浜M時代を含み)。

・G大阪対横浜FMの直近12試合では、互いに4勝ずつを挙げて互角(4分)。この間、10試合で両チームが共に得点を記録している(どちらも18得点ずつ)。

・G大阪は現在、2018年11月以来となる6連勝中(当時9連勝)。この間、1度も複数失点を喫していない(計3失点)。

・横浜FMは直近7試合でわずか1敗(5勝1分)。この間、勝利を挙げた5試合ではいずれも3得点以上を挙げている(1試合平均:2.7得点)。

・横浜FMは大阪府のクラブとの直近11試合でわずか2勝(2分7敗)。しかし、この2勝はいずれも昨季のG大阪戦で挙げたもの(H:3-1、A:3-2)。

・G大阪は今季、タックル成功率がリーグベスト(68.4%:190/278)。対する横浜FMは、タックル数が今季リーグ最多(65.2%:229/351)。

・パトリックは前節FC東京戦で、1試合では今季リーグ最多となる30回のデュエルを記録(勝率50%)。同選手にとって横浜FMは、2015年以降で最も多く得点を挙げている相手(6得点)。

・エリキは出場した直近8試合で12点に直接関与している(10得点、2アシスト)。9月以降に3得点以上を記録した選手の中では、決定率がリーグベスト(41.7%:10得点/シュート19本)。


ヴィッセル神戸 – 大分トリニータ

・神戸対大分の通算15試合では、神戸が4勝5分6敗と負け越している。ヴィッセルは現在今対戦では3試合連続引き分け。これ以前の同カード3試合は3連勝、それ以前は3連敗と、いずれも3試合連続同じ結果を3度繰り返している(3連敗、3連勝、3試合連続ドローの順)。

・神戸は前節柏戦の敗戦で今季最長の連勝が4でストップ。しかし、現在ホーム戦では3連勝中で、今節も勝利すると同一シーズンでは2016年8月以来となる4連勝。

・大分は前節横浜FM戦の敗戦で連勝が2で止まった。しかし、直近8試合では2敗(5勝1分)で、最後に連敗を記録したのは9月5日のFC東京戦(2連敗)。

・大分は前節の敗戦で、今季チーム最長だったアウェイ戦の連勝が3でストップ。関西でのアウェイ戦では、現在の2連敗も含む10試合連続で未勝利(5分5敗)。

・神戸はフィンク元監督が辞任して以降の5試合のうち、4試合で3得点以上を記録している(合計15点。1試合平均3点)。クラブ史上5試合の期間で4試合以上3得点以上を記録するのは2014年4月以来(5試合で14ゴール)2度目で、5試合期間の得点数としてはクラブ最多を更新した。

・大分は今季アウェイ戦の15分単位の時間帯で、試合最後の15分間(76-90分)でリーグ最多の9得点を決めている。敵地での直近7得点のうち、5点も同時間帯で決めている。

・古橋亨梧は大分戦では現在2試合連続得点中。今節も得点を記録すると、同選手にとっては同じ対戦相手に初の3試合連続ゴールとなる。

・田中達也の今季枠内シュート率はリーグ3位の65.4%(17/26)。今季枠内シュート率50%未満を記録した試合はなく、同100%を記録した試合数はリーグ2位タイの8試合。


サンフレッチェ広島 – 川崎フロンターレ

・広島対川崎の通算31試合では、広島が10勝5分16敗と負け越している。サンフレッチェにとっては、1試合の平均失点数がもっとも高いカード(1.8:57/31)。広島は今対戦では現在2連敗中で、ホーム戦直近4試合でも3敗しているが、この間唯一の白星は昨季の対戦(3-2)。

・広島は前節清水戦の勝利で、リーグ戦では約1ヵ月ぶりとなる連勝(9月9日以来の2連勝)。今季本拠地では連勝がなく、同一シーズンで最後に連勝を記録したのは2019年8月(2連勝)。

・川崎は現在9連勝中。今節も勝利すると、J1史上初となる同一シーズン2度目の10連勝を記録する。

・川崎はアウェイでは現在4連勝中。同クラブが今季唯一2試合連続白星から遠ざかったのは8月23日からの2試合で(1分1敗)、どちらも敵地での試合だった。

・広島は今季先制された試合の敗戦率は、湘南と並びリーグワーストの100%(広島は6戦全敗)。一方の川崎は今季先制した16試合で15勝しているが、唯一白星を逃したのはアウェイ戦(8月26日の神戸戦:2-2)。

・川崎が今季アウェイ戦の15分単位の時間帯で、唯一無得点に終わっているのは試合開始から最初の15分。一方の広島は今季ホームでの同時間帯では無失点。

・森島司は今季アシストがない選手の中で、もっともラストパス数が多い(37)。昨季は47本のラストパスで7本のアシストを記録していた。

・小林悠は広島戦直近4試合で4得点。今季前回対戦でも途中出場からゴールを決めていて、アウェイの広島戦では現在4試合連続得点中(5ゴール)。


名古屋グランパス – 北海道コンサドーレ札幌

・名古屋は札幌戦直近6試合でわずか1勝(1分4敗)。しかし、ホームでの札幌戦通算7試合では5勝を挙げている(2敗)。

・名古屋は現在、2020年8月以来となる2試合連続無失点での2連勝中。今節でも無失点で勝利を挙げると、同一シーズン内ではクラブ史上初となる2度の3試合連続無失点での3連勝を記録する。

・名古屋はホーム戦で現在、2019年5月以来となる4連勝中(当時5連勝)。また、パロマ瑞穂スタジアムでは2016年4月以来の2連勝を記録している。

・札幌は前節湘南戦で、9月16日の鳥栖戦以来5試合ぶりとなる勝利を挙げた(2-1)。また、中部地方でのアウェイ戦直近10試合でわずか2敗(6勝2分)。同対戦では、それ以前の15試合で14敗を喫していた(1勝)。

・名古屋は9月以降、枠内シュート率がリーグベストタイ(50%:36/72本)。対する札幌は同期間でのシュート数がリーグで2番目に多いが、枠内シュート率はリーグワースト(35.2%:38/108本)。

※枠内シュート率はブロックされたシュートを除いた数値

・ペトロヴィッチは監督として、フィッカデンティが率いるクラブとの通算11試合でわずか1敗(7勝3分)。9試合以上対戦した13名の中では、最も敗戦率の低い相手監督(9.1%)。

・米本拓司は怪我から復帰した9月5日の鹿島戦以降、現在9試合連続先発出場中。同選手はこの期間でのタックル数がリーグ最多(25回:成功率68%)。

・金子拓郎は前節湘南戦での2得点を含み、現在は出場した2試合連続で得点に直接関与している(2得点、1アシスト)。同選手は現在4試合連続先発出場中であり、この間のシュート数(9)、敵陣ペナルティエリア内タッチ数(26)はいずれもチーム最多。


セレッソ大阪 – 湘南ベルマーレ

・C大阪は湘南戦で現在10試合連続無敗(9勝1分)。この間、1度も複数失点を喫していない(1試合平均:0.5失点)。今カードで敗れたのは1999年3月の対戦が最後(1-2)。

・C大阪は直近5試合で4敗(1勝)。それ以前の29試合で喫した敗戦数と等しい(21勝4分4敗)。また、ホーム戦では現在、2019年4月以来となる連敗中(当時3連敗)。

・湘南は現在、今季2度目となる5連敗中。この間、わずか1得点しか挙げていない。また、直近14試合でもわずか1勝(2分11敗)。

・湘南は大阪府のクラブとの直近23試合でわずか2勝(2分19敗)。対するC大阪は、神奈川県のクラブとの直近18試合でわずか2敗(13勝3分)。

・湘南は対戦時に上位3位以内のクラブとの直近19試合でわずか1勝(7分11敗)。今季の同対戦では3試合で全敗している。

・C大阪は今季、デュエル勝率がリーグベスト(54.5%:1,033/1,895)。対する湘南は、同項目が今季リーグワースト(47.1%:848/1,801)。

・C大阪は9月19日以降(直近5試合)、被シュート決定率がリーグワースト3位(17.5%:10失点/57本)。今季それ以前の17試合では同項目がリーグベストだった(5.7%:14失点/244本)。しかし、対する湘南は同期間での決定率が同ワースト(3%:1得点/20本)。

・坂元達裕は今季、被ファウル数(55)とファイナルサードでの被ファウル数(19)がいずれもリーグ最多。しかし、同選手は出場した直近8試合で複数回のドリブルを成功させたのがわずか1試合のみ。それ以前の9試合では、7試合で2回以上のドリブル成功を記録していた。