左ハムストリングの肉離れで約1カ月離脱していた川崎フロンターレFW小林悠が、復帰即ゴールを決めた。

1-1の後半20分から出場。後半34分にはこぼれ球を拾ってゴールを決めたかと思われたが、シュートを打つ前にオフサイドフラッグが上がっていた。

試合はそのまま進み、後半45分にDFジェジエウがこぼれ球を拾って劇的な決勝点を決めた。同ロスタイムには、MF三笘がエリア内で倒されてPKを獲得。これを小林が狙い、自ら復帰祝福弾を決めた…かと思われたが、途中出場の横浜F・マリノスGKオビの好セーブに阻まれた。

またしてもゴールはお預けとなったが、終了間際のカウンターでMF三笘が左サイドを駆け上がると、ボールウォッチャーとなった相手DFを横目に、小林はファーサイドに流れた。中央で三笘からの横パスを受けると、今度は冷静に流し込んで、ダメ押しとなる3点目を決めた。

復帰戦で1万1000人を超えるサポーターにゴールを届けた小林は、「PKを止められてメンタル的にきていたけど、カオル(三笘)が突破してくれて、逆に余裕があって難しかったけど、2度目は落ち着いて仕留められたのでよかった」と胸をなで下ろした。

川崎Fは21日の大分トリニータ戦に勝利すれば、5試合を残しての最速Vが決まる。大一番に間に合った小林は「アウェーだけど、いい準備をしてみんなで勝ち点3をとりたい」と中2日で臨む次戦を見据えた。