経営危機のサガン鳥栖が、クラブを鼓舞する6勝目を挙げた。

後半8分、前線のパスカットからのクロスをFW林大地(23)が決めて、チーム最多8得点目で先制。「前のプレッシャーからミスを誘い、ゴールにつなげられて良かった」と喜んだ。同21分には若手のMF本田風智(19)が、今季3得点目で加点し主導権を握り、逃げきった。

鳥栖は前日20日に竹原稔社長(59)がクラブ公式サイトを通じ、深刻な経営状況と、自身の経営責任による辞任を示唆したばかり。それでも、選手は目の前の試合に集中し、結果で応えてみせた。