最下位のベガルタ仙台が10位柏レイソルに0-2で敗れ、今季初連勝を逃すとともに、同ホーム初白星もお預けとなった。

一瞬の隙を突かれた。前半21分、得点王を独走する柏FWオルンガがドリブルで仙台DF陣を引きつけながら突破。最後は縦パスを受けたMFクリスティアーノにインサイドで流し込まれ、先制点を献上した。後半15分には、右CKからのこぼれ球をFWオルンガに今季26得点目を押し込まれ、ダメ押しされた。

反撃したい仙台だったが、前半のシュートは3本のみ。後半も攻撃の糸口をつかめなかった。直近4試合6ゴールと絶好調のFW長沢駿(32)も果敢にゴールを狙ったが不発に終わり、クラブ記録の5試合連続ゴールに並べなかった。

負の連鎖に歯止めが利かない。今季ホームは16戦未勝利の0勝6分け10敗。このまま未勝利でシーズンを終われば、ともに最下位で降格した13年大分トリニータ、14年徳島ヴォルティスに次ぐJ1史上3チーム目の不名誉記録となる。残すホーム戦は、ラストチャンスとなる最終節の19日湘南ベルマーレ戦のみ。寒い中スタジアムに駆けつける熱いサポーターのためにも、385日ぶりのユアスタ勝利で締めたい。【佐藤究】