サッカーのヘディングに将来的な健康への影響はあるのか? 選手が引退後、認知症を患うリスクが高いとして、英国ではヘディング練習を禁止すべきとの議論が再燃している。

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ヘッドガードの着用は、ルールでも認められている。国際サッカー連盟(FIFA)は2003年8月、加盟国に「ヘッドギアなどの現代的プロテクターは危険でなく、着用を認める」と通達を出した。日本では、クーバー・コーチング・サッカースクールが05年から全国の生徒約2万人にヘッドガードを着用させている。これにより頭部のケガは劇的に減ったという。