名古屋グランパスが、MF相馬勇紀の決勝弾で柏レイソルに競り勝ち2位に浮上した。

4試合ぶりの先発となった相馬は後半6分、名古屋MF稲垣の浮き球パスに相手GKとDFが処理にもたついたところを右足で押し込んだ。7月4日の第2節清水エスパルス戦以来の得点が決勝点となり、相馬は「ACL(出場権)もあるし、肉弾戦になるのは分かっていた。みんなが気持ち込めてファイトしていた」と大きな白星へ手ごたえを口にした。

守備でも得点ランク1位を独走する相手エースFWオルンガを完封。裏へのスピードを持つオルンガのスペースを消すべく、最終ラインを低く設定し、堅いブロックで柏の猛攻をしのいだ。フィッカデンティ監督は「柏の良さを消すやり方がはまっていた。何をすべきかやりきった上で勝ち点が取れた」と振り返った。