初出場のヴィッセル神戸がベスト8に進出した。

前回8強の上海上港(中国)と対戦し、前半にMFイニエスタが先制点を、後半にDF西が追加点を奪って快勝した。8日に抽選を行い、10日準々決勝の対戦相手が決まる。

G組1位通過の神戸は、H組2位の上海上港の激しい当たりに苦しんだ。やや押され気味で迎えた前半31分、右サイドのDF山川、MF山口とつないだパスに、前線にいたイニエスタが細かいボールタッチを重ね、最後は相手3人に囲まれながら左足を振り抜き、GKの脇をすり抜けるゴールを決めた。

1日の取材対応で「ACLは100%の力でやらないとやられる。レベルの差はどんどん詰まっているし、アジアはどんどん上がってきている」と話していた元スペイン代表。11月25日の広州恒大(中国)戦に続く大会2点目となった。

だが後半23分、イニエスタは右大腿(だいたい)部を痛めたもようで、MF安井と交代し、中2日で迎える準々決勝に不安を残した。

後半5分には、3トップ右で起用された本来はDFの西が右足で追加点。攻守ともに要所で神戸のプレーが上回り、終わってみれば完勝。悲願のアジアNO・1まであと3試合。優勝すれば来年2月のクラブW杯に出場できる。