J1は12月12日に7試合が行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

FC東京 – サンフレッチェ広島

・FC東京対広島の通算35試合では、FC東京が12勝8分15敗と負け越している。FC東京にとっては、今季J1に所属する中で浦和(1.16)に次いで2番目に1試合平均得点の少ない相手(1.2)。

・FC東京は広島戦直近10試合でわずか2敗(5勝3分)。しかし、今カード直近4試合では1勝しか挙げていない(2分1敗)。

・FC東京は直近7試合でわずか1勝(1分5敗)。この間、複数得点を挙げたのは直近の仙台戦(2-2)のみ。

・広島は現在、2019年8月以来となる8試合連続無敗(3勝5分:当時11試合連続)。また、直近10試合で複数失点を喫したのは前節札幌戦(2-2)のみ。

・広島は今季、ドリブル回数がリーグで2番目に少なく(352回)、FC東京は同項目が3番目に多い(529回)。また、同成功率はFC東京がリーグワースト2位(45.4%)、広島が同ワースト3位(45.5%)。

・FC東京は今季、被ファウル数がリーグ最多(435回)。対する広島は、今季の被ファウルに占めるファイナルサードでの割合がリーグで2番目に大きい(22.7%:74/326回)。

・広島は今季、先制点を喫した12試合で1度も勝利を挙げていない(4分8敗)。対するFC東京は、先制点を挙げた今季14試合でわずか1敗(12勝1分)。

・ディエゴ・オリヴェイラは出場した広島戦直近5試合のうち、4試合で得点に直接関与している(4得点、2アシスト)。同選手にとっては、最も多く得点に直接関与している相手(9点:6得点、3アシスト)。


名古屋グランパス – 横浜FC

・名古屋対横浜FCの通算3試合では、互いに1勝ずつを挙げてイーブンの成績(1分)。名古屋は昇格クラブとの直近12試合でわずか1勝(6分5敗)。しかし、この勝利は前節柏戦で挙げたもの(1-0)。

・名古屋は現在の4試合連続無敗を含み(3勝1分)、直近8試合でもわずか1敗(5勝2分)。この間、6試合で無失点に抑えている(1試合平均:0.4失点)。

・名古屋はホーム戦で現在9試合連続無敗(8勝1分)。また、パロマ瑞穂スタジアムでは現在の4試合連続無失点中。

・横浜FCは現在の4試合連続未勝利を含み(2分2敗)、直近8試合でもわずか1勝(2分5敗)。この間、全試合で失点を喫している(1試合平均:1.8失点)。

・横浜FCは今季、総得点に占める試合時間前半の得点の割合がリーグで最も大きい(66%:23/35得点)。対する名古屋は、同割合がリーグで2番目に大きい(52%:23/44得点)。

・名古屋は今季、被枠内シュート数がリーグ最少タイ(101本:川崎と並び)。対する横浜FCは、枠内シュート数が今季リーグで2番目に少ない(101本)。

・横浜FCはドリブル成功率が今季リーグベスト(56.5%:244/432回)。対する名古屋は今季、同成功率がリーグワースト(43.7%:187/428回)。

・ランゲラックは今季1試合平均失点数が、2015年以降に同一シーズン内で4試合以上出場したGKの中ではクラブベスト(0.9失点:28失点/32試合)。また、あと1試合で無失点に抑えると、2015年以降の同一シーズン内ではGKとしてリーグ最多の無失点試合数となる(現在15試合)。


セレッソ大阪 – 柏レイソル

・C大阪対柏の通算35試合では、C大阪が14勝6分15敗と負け越している。C大阪にとっては、今季J1に所属する中で両チーム合わせた1試合平均得点数が最も多い対戦カード(3.6点)。

・C大阪は柏戦直近10試合で4勝2分4敗とイーブンの成績。しかし、今季前回対戦では勝利を挙げており、今節でも勝利すると今カードでは1999年以来のシーズンダブルを達成する。

・C大阪は現在、2020年9月以来となる3連勝中(当時6連勝)。それ以前には4試合連続未勝利だった(1分3敗)。

・柏はアウェイ戦で現在、2017年9月以来となる3連勝中。この間、全試合で複数得点を挙げている(1試合平均:3得点)。

・C大阪は今季、クリア回数がリーグ最多(678回)。対する柏は、同項目が今季リーグで3番目に多い(623回)。

・柏は今季、ペナルティエリア外からの失点がリーグで2番目に少ない(4失点)。しかし、このうちの1失点は直近の大分戦で喫したもの。対するC大阪は、同エリア外からの決定率がリーグ3位(5.3%:8得点/152本)。

・C大阪は今季、先制点を挙げたホーム戦で全勝(8試合)。対する柏は、今季アウェイで先制点を喫した試合数がリーグ最少タイ(4試合:1勝3敗)。

・クリスティアーノは2017年以降に出場したC大阪戦の4試合すべてで得点に直接関与している(3得点、2アシスト)。また、同選手は出場したリーグ戦直近3試合のうち、2試合で得点を挙げている(計2得点)。


サガン鳥栖 – 川崎フロンターレ

・鳥栖対川崎の通算17試合では、鳥栖が4勝5分8敗と負け越している。鳥栖にとっては、もっとも勝率が低い対戦カード(23.5%)。

・鳥栖は川崎戦で現在の7試合連続未勝利を含み(4分3敗)、直近13試合でもわずか1勝(5分7敗)。また、今カードでは現在5試合連続無得点に終わっている。

・鳥栖は直近10試合でわずか1敗(2勝7分)。また、この間複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.8失点)。

・川崎は直近6試合でわずか2勝(2分2敗)。また、アウェイ戦では現在、2019年9月以来となる3試合連続未勝利(2分1敗:当時4試合連続)。

・川崎は今季、決定率がリーグベスト(14.3%)。対する鳥栖は、同項目が今季リーグワースト(8.8%)。

・川崎は今季、枠内シュート率がリーグで唯一50%を上回って1位(53.7%)。しかし、対する鳥栖は被枠内シュート率が今季リーグで2番目に低い(30.2%)。

・鳥栖は今季、先制点を挙げた試合数がリーグ最少タイだが無敗(10試合:5勝5分)。対する川崎は、先制点を挙げた試合数が今季リーグ最多で無敗(22試合:20勝2分)。

・小屋松知哉はラストパス本数が今季チーム最多(40本)。また、セットプレーからの同パスを記録していない中では、ラストパス本数が今季リーグ2位(1位:江坂任、65本)。


大分トリニータ – 北海道コンサドーレ札幌

・大分対札幌の通算5試合では、大分が3勝2分負けなし。トリニータが無敗の対戦カードでこれ以上の対戦数を記録しているのは京都戦だけ(8試合:5勝3分)。ホームの今カード2戦2勝。

・大分は現在4試合連続未勝利で、現在敗戦と引き分けを交互に繰り返している(2分2敗、直近の柏戦は引き分け)。ホーム戦でも現在2連敗中で、今節も敗れると同一シーズンでは2013年11月以来の本拠地3連敗以上(当時6連敗)。

・札幌は直近試合のC大阪戦で4試合ぶりの敗戦(1-3、1勝2分)。アウェイ戦直近6試合では1勝(1分4敗)。

・札幌は九州地方での直近5試合では4勝。現在同地方では2試合連続無失点。しかし、この間唯一勝利を記録しなかった試合は、昨年7月の大分戦で1-2の敗戦。

・大分の今季、ドリブル(271)、デュエル(2393)、被ファウル数(244)はリーグ最少。ファイナル・サードエリアでの被ファウル数もリーグ最少の44回で、ラストパス数はリーグで2番目に少ない(235)。

・札幌の今季イエローカード数はリーグ最多の50枚で、ファウル数はリーグ2位の459回。一方、大分の今季イエローカード数はリーグ最少タイの19枚で、ファウル数もリーグで3番目に少ない(307)。

・鈴木義宜の今季ブロック数はリーグ最多の37回。昨季もリーグ最多のブロック数を記録(50)していて、このまま同最多を維持すると、2016~17年の中澤佑二以来の2年連続ブロック王。

・ジェイは自身が出場した試合では、現在J1では自身最長タイとなる3試合連続得点中。この間5得点に直接関与している(3ゴール+2アシスト)。


鹿島アントラーズ – 清水エスパルス

・鹿島対清水の通算59試合では、鹿島が28勝7分24敗と勝ち越している。今対戦では現在の4連勝を含む、8試合連続無敗(6勝2分)。最後に今カードで敗れたのは2015年3月のアウェイ戦(1-3)。

・鹿島は直近5試合では1敗(3勝1分)。しかし、ホーム戦直近4試合では1勝(1分2敗)。しかし、この白星は前回の本拠地試合で記録(浦和戦:4-0)。

・清水は直近8試合では1敗(3勝4分)。現在6試合連続で得点及び失点を記録(総スコア:13-11、1試合平均の両クラブ得点数は4ゴール)。現在3試合連続無敗(1勝2分)。

・清水はアウェイ戦直近6試合では1勝(1分4敗)。しかし、この白星は前回アウェイ戦の横浜FC戦(3-1)。

・鹿島の今季ブロックされたシュート数はリーグ最多の167本。今季ブロックされ比率はリーグ最多の30%(167/559)。

・清水の今季セットプレー―からの得点比率はリーグトップの39%(17/44)。しかし、アウェイ戦で同プレーから記録した得点数はリーグ最少タイの3点。

・上田綺世は直近5試合で4得点。前回出場したホームの浦和戦では2得点を記録。同選手がJ1で自身初の1試合2得点を決めたのは、2019年9月の清水戦(4-0)。

・カルリーニョスは直近4試合のうち3試合、及ぼ合計5得点に直接関与している(3ゴール+2アシスト)。


浦和レッズ – 湘南ベルマーレ

・浦和対湘南の通算29試合では、浦和が18勝2分9敗と勝ち越している。しかし、今対戦直近5試合では1勝(今年の前回対戦:3-2、1分3敗)。これ以前の今カード13戦では12勝(1分)。

・浦和は直近4試合で3敗(1勝)。ホーム戦直近7試合では5敗(2勝)していて、この間敗れた試合は1点以下(無得点4試合)、勝利した2試合ではともに3ゴール以上(総6得点)。

・湘南は現在4試合連続白星なし(2分2敗)。これ以前の6試合では4勝2分けの無敗。

・湘南はアウェイ戦直近7試合では1勝(2分4敗)。しかし、この間の直近4試合では1敗しかしていない(1勝2分)。

・浦和の今季直接FKをブロックした回数はリーグ最多の10回。今季ここまで同FKからの失点はない。

・湘南の今季ラストパス数はリーグワーストの197本。ファイナルサード・エリアでのパス成功率もリーグワーストの60.8%

・興梠慎三は自身が出場した湘南戦では現在3試合連続得点中。しかし、これらはいずれもアウェイ戦で、ホームでの今カード直近2試合は無得点。

・湘南は今季リーグ最多のセーブ数(118)を記録しているが、同クラブのGKのパス成功率はリーグワーストの47.4%。今季出場しているGKのうち、パス成功率が50%以下を記録しているのは5人で、このうちの3人は湘南選手。谷晃生(47.6%)、富居大樹(47.3%)、後藤雅明(45.4%)。