富山第一は、1-0で神村学園(鹿児島)を下し、優勝した13年度大会以来の8強入りを果たした。

後半29分、3ボランチの真ん中を担うMF福岡輝(てりー、3年)が、右CKをニアサイドで受け、反転してゴール左に決めた。

キラキラネームの由来は「輝いて欲しい意味が込められていると思います。世界で通用する名前だったと思う」。昨年は左ひざの膝蓋(しつがい)骨骨折で「1年間何もできなかった」という試練を乗り越え、夢の大舞台で輝きを放った。

前日2日の2回戦では、フィジカルの強さを前面に、球際や空中戦の強さで初出場の日本文理大付(大分)を圧倒し完勝。エースFW吉倉昇空(3年)も1得点するなど攻撃陣もきっちり仕事をこなした。

5日の準々決勝へ、主将のDF孝井捺希(3年)は「試合を通じ自分たちのサッカーをして勝つ。戦術、守りで臨機応変に対応したい」と気合を込めた。