初出場の創成館(長崎)は、優勝候補の昌平(埼玉)に完敗して3回戦で姿を消した。

前半だけで3失点。主将のMF岩崎雄永(3年)は「悔しい結果になったけど、1年間積み上げてきたものが全国で発揮できたことはよかった。ある程度自信をもって全国に挑んだけど、昌平相手にいざやってみるとすごく差を感じた。これが現実だと思う」と唇をかんだ。

立ち上がりから押し込まれる展開が続き、ボールを保持しても、前線から圧力をかけてくる相手に奪われる場面が目立った。久留貴昭監督(38)は「ハーフタイムに『やりたいサッカーじゃないよね』と活を入れた」。後半は盛り返したが、最後まで得点は奪えず、指揮官は「後半は思いっきり行ってくれたので悔いはない。前半が悔やまれる。大勝負は最初から行かないと意味がない」と反省を持ち帰った。