2年連続7度目出場の帝京大可児は、前年度準優勝の青森山田と激闘を繰り広げたが、2点差で敗れて初の8強にあと1歩届かなかった。

前半7分、MF遠藤颯(3年)のパスを受けたMF三品直哉(2年)が落ち着いて流し込み、幸先良く先制した。しかし、同13分、同39分、後半20分と3失点。それでも同22分に左クロスからFW大森涼(3年)が押し込み、一時1点差に迫る意地を見せたが、同36分にPKを決められて突き放された。

仲井正剛監督(41)は「マイボールの時間を増やすのがポイントになると予想していたが、前半にマイボールの時間を増やせず苦しい展開になった」。テクニックを駆使しながら2得点を奪い、帝京大可児らしさは見せたが「90分通して出せなかったところが課題」と語った。