前回大会4強の矢板中央(栃木)が2試合連続でPK戦を制し、4年連続のベスト8進出を決めた。

U-17(17歳以下)日本代表MF青木俊輔(3年)ら、東福岡攻撃陣の高い技術にボールを支配される展開が続いたが、DF新倉礼偉(3年)を中心とした粘り強い守備で応戦。

後半30分過ぎには、あわや失点という場面もあったが、GK藤井陽登(2年)の好守などで得点を許さず、0-0のまま、県大会決勝から3試合連続となるPK戦に持ち込んだ。

PK戦では、藤井が相手2人目を止めてリード。東福岡の3、4人目が続けて外し、勝利をつかんだ。

伝統の堅い守備で8強に駒を進めた高橋健二監督(52)は「攻撃される時間が非常に多かったが、体を張って守りきった。欲を言えばカウンター、セットプレーで点を決めたかったが、矢板中央らしいサッカーができた。3年生がしっかりとリーダーシップをとってくれた」とたたえた。