J2モンテディオ山形が16日、山形市内の諏訪神社で必勝祈願を行った。

コロナ禍の影響で選手2人とスタッフ合わせて12人が出席。今季雪辱を期すDF栗山直樹(30)は、絵馬に「復活」の2文字を記した。6年ぶりのJ1復帰へ気持ちを新たにした。

完全復活を遂げる。栗山は昨季、左アキレス腱(けん)断裂で8月に戦線離脱し、そのままシーズンを終えた。16年からプレーする山形では、自己ワーストの8試合出場に終わった。「昨年は何もできなかった悔しい気持ちが強い。まずは自分自身が完全復活すること。J2優勝、J1昇格を目指して頑張っていく」と言葉に力を込めた。

チームは19日から静岡・御前崎で第1次キャンプをスタートさせる。栗山は別メニュー調整の予定だが「トレーナーの方々のおかげで、回復している。今月末にはチームに合流できると思う」と回復をアピール。開幕戦は2月29日にアウェーでFC町田ゼルビアと対戦。「ケガする前以上のパフォーマンスを披露できるように準備して、ピッチに戻ってきます」と誓った。

チームでは昨季主将を務めたDF山田拓巳(31)に次ぐ年長選手になった。ベテランの域にも入って「石丸(監督)さんのサッカーを体現して、自分がチームを引っ張っていければ」と自覚をにじませた。今季は新戦力としてクラブ史上最多の14人を獲得。既存の選手と新加入選手の一致団結が、J2制覇とJ1昇格に直結する。【佐藤究】