全日本高校女子サッカー選手権で2年連続5度目の優勝を飾った藤枝順心イレブンが18日、静岡県藤枝市役所で優勝報告会に臨んだ。出席した13人の選手たちは、北村正平市長から「決勝戦を見て、女王の風格が漂ってきたなと感じた。3年生は『連覇』という成果を今後に生かし、素晴らしい人生を送ってほしい」とエールを送られた。

チームは昨秋の東海大会決勝で常葉大橘に敗れた後、戦い方を見失い、迷走したという。守備力を高め、大会無失点での日本一を達成した。この偉業に、柳瀬楓菜主将(3年)は「この優勝は私たちの力だけではなく、周囲の応援のおかげ。“サッカーの街・藤枝”を盛り上げられてうれしい」と謙虚に喜んだ。

すでに新チームが始動し、全国3連覇に向けて走りだしている。多々良和之監督は「やりがいのある目標に向け、ここで満足することなく、チームをさらに進化させていきたい」と抱負を語った。【河合萌彦】