Jリーグ開幕を3日後に控えた23日、開幕4カードの合同会見がオンラインで行われた。セレッソ大阪のレビークルピ監督(67)と柏レイソルのネルシーニョ監督(70)がオンラインで再会し、互いに敬意を表し“舌戦”を展開。2人合わせて「137歳」の経験豊富なブラジル人指揮官対決の軍配はいかに-。

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2人がJ1で対決するのは13年9月以来。オンラインで互いの姿を確認すると「日本で仕事をするのはいいな」「仕事をする気はなかったけど、日本からオファーを受け、日本だったら行くと即答した」など談笑し、再会を喜んだ。

レビークルピ監督は、柏の名将の印象を問われると「最悪です」。もちろん、ジョークを交えた賛辞で「本当に手ごわい相手で、戦うのが正直怖い印象がないわけではない」と続けた。一方のネルシーニョ監督も「戦術、選手の質、技術と3拍子整ったチームに仕上げてくる監督でいらっしゃる印象」と警戒し「決してミスができない一発勝負。攻守において気の緩みが許されないタフなゲームになる」と勝負師の顔になった。

レビークルピ監督は開幕戦の翌日に68歳の誕生日を迎える。67歳最後の公式戦を前に「シーズンを通し、常に前に攻撃的に勝利を目指して戦う姿勢を見せたい」と決意を口にした。両監督の合計年齢は137歳。これまで、両監督はJ1で5度対戦し、レビークルピ監督の2勝1敗2分け。昨年12月のネルシーニョ監督とロティーナ監督(当時C大阪)の「計133歳対決」を抜き、J1最年長対決となる。【岩田千代巳】