鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が26日、清水エスパルス戦(27日)を前にオンラインで取材に応じ、新体制の相手を警戒した。

「移籍マーケットをうまく活用しいい補強が出来たチーム」と、昨年途中から調子を上げている点を挙げ「監督が変わって選手が変わったが、我々は細心の注意をしながらやらないといけない。(清水の)監督のやり方が浸透するまで時間がかかるかもしれないが、そういうことを考えずに、まず、自分たちはホームでやる試合を勝ちきらないといけない」と必勝を期した。

鹿島は昨季、ザーゴ監督が就任し、ボールをしっかり保持し、守備でも前線から積極的にプレスを掛ける攻守でアグレッシブなサッカーを展開している。昨季の序盤こそ、結果が伴なわず最下位も経験したが、最終的に5位まで順位を上げ、戦術が浸透している。指揮官は「サッカーは土台の確立が必要だが、去年はそれが確立できた」とし、その土台の上で微調整を積み重ねる重要性を強調。「いいスタートを切るかが重要。勝って自信をもって次の試合に挑めるようにしないといけない。1年通じて安定してパフォーマンスを示せるような状況にもっていければ」と開幕戦を見据えた。