明るい日々が、来ると信じて-。横浜FCの元日本代表FWカズ(54)が1日、練習後にオンライン取材に対応し、10年の月日が経過しようとする「3・11」について思いを口にした。「被災地の方にとっては、同じ10年でも苦労も違う。この10年を長く感じたと思う」。選手会、各クラブで行っている支援活動なども、コロナ禍の影響で思うようには動けない。「現地に行ってサッカーをやりたいな」と素直な言葉が出た。

未曽有のコロナウイルスの影響は、東京オリンピック(五輪)開催について是非を問うまでにもなっている。サッカー界のキングは、個人的な意見とした上で「日本の財産、未来につながっていく。もちろん日本、アジアだけじゃなく、世界も明るくなっていくと思う」と開催を待ち望んだ。どこか暗い世の中で、スポーツが人々の笑顔をつなぐと信じて。