J2京都サンガの19歳で、開幕から2試合連続フル出場をしているMF川崎颯太が成長を見せる。9日、次節大宮アルディージャ戦(13日、NACK)に向け、京都・城陽市で非公開調整を行った。曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(52)とポジショニングについて話し合ったことを明かし「去年はベンチに入れたらいいと思っていた。今はチョウさんからもっと信頼を置いてもらえるように、努力しないといけない」と意気込んだ。

前節松本山雅FC戦(7日)はスコアレスドロー。この試合で、同じ京都の下部組織出身の18歳・MF中野桂太がJデビューを果たした。だが、試合後に中野が「消極的なプレーだった」と悔し涙を流した。ユース出身でプロ2年目の川崎は1歳違いの後輩を思いやり「消極的なプレーをしたのは彼だけの責任ではない。僕もいいパスを供給できていたら、(中野の)味をもっと出せていたのかな」と振り返った。【南谷竜則】