松本山雅FC(長野)が3大会ぶり3度目の頂点に立った。GRANZASFC(富山)との決勝。松本山雅は、第1ピリオドに2点を先制すると自慢の攻撃力で圧倒。8-1でGRANZASを退けて優勝を飾った。松本山雅は、5月に開催される全国決勝大会(神奈川・日産スタジアム)への出場権も手に入れた。

コロナ禍で大会中止となった昨年。先輩たちの分までの思いを乗せた決勝、先制ゴールをこじ開けたのは田中琉磨(5年)のPKだった。開始早々の第1ピリオド2分。ペナルティーエリア内で倒された田中は、落ち着いて先制点を決めてみせた。その6分後にもゴール前のこぼれ球を流し込み2点目。「立ち上がり、うまく得点できた」と話した矢田部匡監督の思惑どおりに、一気に波に乗った。

大会1週間前、主将で正GKでもある大野俊稀(5年)が左指を骨折。GKにフィールドプレーヤーを据えて臨んだ大会だったが、自慢の攻撃サッカーに揺るぎはなかった。第2ピリオドには渡邊創太(4年)の2発などで4点を追加。第3ピリオドにも、もう1人の主将の大野田(おおのた)和希(5年)が2得点。8-1のゴールラッシュで優勝をもぎ取った。

▽準決勝 GRANZASFC(富山)2-0FC湖北Jr.(石川)、松本山雅FC(長野)7-2大虫FC(福井)

▽3位決定戦FC湖北Jr.2-1大虫FC

▽決勝 松本山雅FC8-1GRANZASFC

〈主催〉日刊スポーツ新聞社、北信越サッカー協会、北信越サッカー協会第4種委員会〈後援〉日本サッカー協会〈特別協賛〉全国農業協同組合連合会(JA全農)〈協賛〉福井県経済農業協同組合連合会