ヴィッセル神戸のDF菊池流帆(24)が、劇的同点弾で王者川崎Fの連勝を5で止めた。1点を追い、ロスタイム9分を過ぎた後半54分28秒。DF初瀬のクロスを、競り合いながら頭で突き刺した。プロ初弾を決めた6日徳島戦に続く今季2点目に「最後の最後で亮(初瀬)が突破して上げてくれると信じてたので、押し込むだけでした。自分のミスから失点したので、取り返さないといけないと思っていました」と興奮気味に語った。

土壇場で追いついたことに三浦淳寛監督は「よく追いついた。我々の良さをたくさん出すことができたし、やりたいサッカーをピッチで表現することができた」と手応えを感じている。前節名古屋戦(13日)は無得点に押さえ込まれ、今季初黒星。昨季王者を相手に連敗を阻止。MFイニエスタを故障で欠きながらも、我慢強い戦いができている。