柏レイソルのネルシーニョ監督(70)が31日、4月3日の横浜FC戦に向けオンラインで取材に応じ、日本代表に招集されたMF江坂任、DF古賀太陽がチームに経験を還元することを期待した。

江坂は日本代表、古賀はU-24日本代表で活動。30日のモンゴル戦を終えたばかりの江坂はこの日は休養し、古賀はチームに合流し、個別メニューで調整した。

江坂はモンゴル戦は出場機会はなかったが、25日の韓国戦で後半45分間プレーした。指揮官は、初招集の江坂に「Jリーグで活躍している選手、欧州でも活躍している選手がいて、いつもと違うメンバーと寝食をともにし、いろんな情報に接したり、彼自身が身をもって感じた経験が、今後の彼自身になっても非常にいい刺激になったと思う」。古賀は世代別代表の常連で、29日のアルゼンチン戦では先発した。「2人は、我々レイソルにとっては非常に重要な選手たち。彼らが代表で培った経験を今後、他の選手にもいい意味でつないでくれれば、チームが活性化していくと思います」と今後の相乗効果に期待を寄せた。

また、来日できていないブラジル人の4選手についても言及。緊急事態宣言が明け、入国が可能になっているが、指揮官は「まだ、来日の日程は決まってはいない」とした。コンディション調整のメニューを渡し、調整は続けているという。ブラジルでは州によってロックダウンされている状況で「(ロックダウンの)管轄区になる領事館となると、ビザの発給などの手続きがスムーズに行えていない状況にあるようだ。まだ、そこも含めて、こちらに公式の(来日の)情報が届いていません」と状況を明かした。