G大阪が1カ月遅れのホーム開幕戦で、福岡と0-0で引き分けて今季初勝利はお預けとなった。

新型コロナウイルスのクラスター発生で3月の全6戦が中止。前節広島戦が35日ぶりに試合再開となり、宮本監督は「選手は前回より体の動きがよかった。試合を重ねて、状態を上げていくしかない」と2戦連続ドローにも前向きだ。

開幕から3試合連続無得点は、08年の2試合を更新するクラブ史上ワースト。この日は新加入組のFWレアンドロ・ペレイラ、MFチュ・セジョンが移籍後初先発し、何度かゴール前で得点機をつくったが、1点は遠かった。宮本監督は「相手のしっかりした守備を上回るものを出せなかった」。だが約5000人のサポーターから温かい拍手を受け、チュは「すごく力になった」と感謝。開幕2分け1敗と出遅れたが、試合数は十分に残されている。【横田和幸】