J1大分トリニータに新加入のブラジル人MFマテウス・ソウザ・ぺレイラ(24)が9日、オンライン取材に応じた。

2月17日にブラジル1部のアトレチコ・ゴイアニエンセからの期限付き移籍が発表された。しかしコロナ禍の入国制限により4日に来日。その後Jヴィレッジの隔離施設入りし7日のPCR検査陰性判定を経て、8日から現地でトレーニングを続けている。

移籍発表後は「主にフィジカルコーチをつけて個人練習などを行っていた」と言い、現状については「100%ではない。2カ月ピッチでプレーしていないので、コンディションを取り戻さないといけない」という状況だ。

大分への合流時期は未定だが「日本に来るのに時間がかかったがすごくうれしい。サポーターの皆さんを喜ばせられるよう頑張りたい」と気合。主戦場はボランチでCBもこなす万能選手だが、攻撃参加も得意といい「クロスからのヘディングシュートが持ち味。CKやFKのセットプレーで出せれば」と意気込んだ。

Jリーグに関しては「日本人はスピードがあり、個々のテクニックがある」と分析する。海外初挑戦は、大分からの熱心な誘いも理由だが「新しいことを知れることが1つだった」と前向きにとらえた。

現在4連敗中で16位と低迷する大分の救世主になれるか。同じく新加入のブラジル人DFエンリケ・トレヴィザン(24)とともに、早期のJ1デビューが待たれる。【菊川光一】