鹿島アントラーズは2-0のリードからコンサドーレ札幌に追いつかれ、痛い引き分けに終わった。

前半9分、DF永戸の今季初ゴールで先制し、前半20分には右コーナーキックの流れから東京五輪世代のFW上田の2戦連発弾で勢いに乗った。だが、前半26分にセットプレーから失点し、後半25分にはDF永戸が、札幌MF金子をペナルティーエリア内で倒し、PKに。永戸がファウルを犯したた場所はペナルティーエリアの外に見えたが、VAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)判定の末にPKとなった。

勝ちゲームを落とした鹿島のザーゴ監督はPKの判定に「同点の場面に関しては、視聴している人全員が、PKではないというところは明確に見られたのではないか。それが非常に残念」「不運なPK」と恨み節を連発した。

今季は開幕戦の清水エスパルス戦など、先制した試合でも勝ち点3を逃している。指揮官は「点を取ると普通は落ち着いてプレーする余裕が生まれるはずだが、なぜか慌ててしまうところがある。それは取り組んで行かなくてはいけない」とゲームマネジメントを含め課題を掲げた。