鹿島アントラーズの相馬直樹監督(49)が19日、20日のルヴァン杯・北海道コンサドーレ札幌戦に向けオンライン取材に応じ、堅守を武器に一戦必勝を掲げた。

ザーゴ監督が解任され、14日に監督に就任。3日間の練習で臨んだリーグの徳島ヴォルティス戦は1-0で競り勝ち、鹿島伝統の「ウノ・ゼロ」で勝ち点3を手にした。

指揮官は「たくさんのことができなかったので、一番整備すべき部分というところで(守備に)手をつけた。勝つにはそこがストロングにならないと意味がないので。選手が反応してやってくれたと思っています」と振り返った。守備面ではプレスに行く場面、ブロックで応戦する場面のメリハリ、人を抑えに行った場合の空いたスペースのカバーなどを主に整備した。攻撃面に関しては「正直、たくさんのことはできていない」とした上で「ザーゴ監督が残してくれたいいところが自然に出てきてくれたらいいなと思っている」と話した。

徳島戦から中2日の日程での札幌戦。11日のリーグでの札幌戦では、2-0のリードを守りきれず引き分け、ザーゴ監督が解任された。徳島戦から中2日の厳しい日程だが、相馬監督はメンバー選考に「我々としては、変わらなければいけない、変わっているところなので、崩れずパワーを出せるところを探したい」とし、徳島戦の勢いを勝ち点3へつなげる意欲を示した。

18日には新ブラジル人助っ人のMFディエゴ・ピトゥカが合流。ルヴァン杯、リーグ戦と巻き返す状況は整いつつある。