ヴィッセル神戸と23年末までの契約延長で合意した主将のMFアンドレス・イニエスタ(37)は14日、オンラインで取材に応じた。

37歳の誕生日だった11日に契約延長の会見を行い、異例の中2日で意気込みを語った。

まず15日セレッソ大阪とのJ1リーグ戦(ノエスタ)へ向け、主将は「重要な試合だとみんな分かっている。先週(横浜F・マリノスに)負けたので、悪い流れをつくらないようにしたい」と必勝を誓った。

右大腿(だいたい)部の故障を乗り越え、5月になって今季初出場できた。現在は公式戦3試合連続後半途中から出場中だが、C大阪戦も途中出場が確実だ。

「けがをした部分だけでなく、体全体で試合勘を取り戻していく必要がある。今はプレーする時間をちょっとずつ(長くして)ベストにもっていく。5月はそれを達成する時間です」

事実上の生涯神戸を宣言したイニエスタは「引退を決めるのは自分でありたい。けがに引退させられることはしたくない。今回、けがをして大きな犠牲を払い、努力を重ねて復帰までこられた。もちろん、ここからまだまだやっていかないといけないことはある」とあふれる情熱を口にし、神戸のために全力を尽くすことを誓った。【横田和幸】