初出場の北海道十勝スカイアースが番狂わせを演じた。

1-1からのPK戦(9-8)の末、J2秋田を下した。PK戦では全9人が決め、脳振とうの正GK曵地裕哉(30)に代わり、後半ロスタイムから出場の大卒1年目GK石川タデオ(22)が相手9人目を止めた。地域リーグ所属の社会人チームが3カテゴリー上のプロチームを破った。

前半36分にMF縄靖也(23)が先制点を決め、倍以上の15本のシュートを浴びながら後半の1失点で粘った。今季就任の長野聡監督(38)は「選手がよく戦ってくれた。90分で勝ちきるつもりだったが、簡単には勝たせてもらえなかった。石川もよくPKを止めてくれた」と話した。6月9日のJ2磐田との2回戦(ヤマハ)で再びジャイアントキリングを目指す。