ガンバ大阪は1日、暫定で就任していた松波正信監督(46)が今後も引き続いて指揮を執り、松波体制を正式に継続すると発表した。

就任後2勝2敗の同監督の契約期間は非公表。松波監督が兼務していた強化アカデミー部長は、和田昌裕取締役兼普及部長(56)が兼務で務める。

G大阪は開幕から不振を極めた宮本恒靖前監督(44)の事実上の解任を5月14日に発表した後、強化責任者の松波氏が兼務で暫定的な監督に就いた。その後は元鹿島アントラーズ監督の大岩剛氏(48)に監督就任を要請したが、最終的に契約には至らなかった。

小野忠史社長(59)は「松波監督続投も含め、次期監督候補を数名に絞り検討しておりましたが、現時点において、条件面含めG大阪が求める監督がマッチしなかったこと。今季過密日程の中、外部からの監督招聘(しょうへい)による新体制でのチームづくりに時間的余裕がないこと。松波監督体制におけるチームの団結力が日々向上していること」などを続投の理由に挙げた上で「G大阪に関わるすべての皆様と心1つにし、今後も戦っていく覚悟です」と決意のコメントを発表した。

G大阪は2日に湘南ベルマーレとのJ1リーグを戦った後、16日の天皇杯2回戦・関学大戦、25日からウズベキスタンで集中開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)H組の1次リーグ6試合に臨む。