J2アルビレックス新潟のFW谷口海斗(25)が2試合連続ゴールを奪い、リーグ戦後半初戦でチームを白星に導くことを誓った。

11日のホーム栃木戦に備え。10日は聖籠町で調整。「チームが積み上げてきた良さを前面に出して戦い、個人としては積極的に得点を狙いたい」。3戦ぶり勝利への貢献と、今季8得点目ゲットを自らに言い聞かせた。

前節3日の磐田戦は後半19分から出場。同45分に左足でゴールを決めたが、2-3で敗れた。上位直接対決の敗戦で、順位を3位から4位に落とした。それでも「得点を奪いにいくという点でいいイメージは残った」と手応えを感じている。

アマチュア契約で18年にJ3盛岡から選手生活をスタートさせた苦労人。プロ契約となった昨季は熊本で18点を挙げ、J3得点王に輝いた。J2初舞台となる今季は、ここまで全21試合に出場し、MF高木と並ぶチーム最多7得点をたたき出している。開幕前に目標に設定した2桁得点まであと3と迫るが「チャンスを確実に生かせるFWにならないと」と現状に満足はしていない。

リーグ戦は栃木戦、17日京都戦後、約3週間の中断期間に入る。勝ち点6差の首位磐田の背中が遠のかないためにも「個人としても、チームとしても、いい形で(中断期間に)入りたい」と中断期間前の2連勝をイメージしていた。【小林忠】