J2アルビレックス新潟は29日、聖籠町で練習を再開させた。東京五輪のスケートボード・ストリート男子で初代王者に輝いた堀米雄斗(22)と漢字一字違いで、全国から注目が集まるDF堀米悠斗(26)は「アルビやサッカーの良さをプレーやSNSで発信できるチャンスととらえたい」と笑顔をみせた。

スケボー堀米雄が金メダルを獲得した25日以降、開設約10年で1万2000人だった自身のツイッターのフォロワー数が2万4000人に急増。“ユウ”間違いなのか、堀米悠の人柄に魅了される新しいファンが続出したのか。今もフォロワー数は増えている。

夫人に内緒でネット注文したスケートボードはクラブハウスに到着。ケガ予防に徹底しながら試乗する予定だ。金メダリストとの面識はないが「いつか、板にサインが欲しいです」とラブコールを送った。

リーグ戦は五輪期間のため中断中。27日に練習再開の予定だったが、選手1人に新型コロナウイルス陽性反応が出たため、この日が再開初日となった。主将でもある堀米は「予防していても起こり得ること。(感染拡大防止に)選手もクラブも正しい行動をした。これを逆に力に変え、全員で団結して強くなっていきたい」と話した。【小林忠】