鹿島アントラーズの相馬直樹監督(52)が27日、28日の横浜F・マリノス戦に向けオンライン取材に応じた。

鹿島は現在、横浜に4連勝中。一方の横浜は、5月15日の第14節で鹿島に負けて以来、13試合無敗を続けている。横浜は直近3試合で14得点と攻撃が好調で、相馬監督は「我々がまたチャレンジする戦い。今一番、力があり、乗っているチーム。前回の対戦のことはあるが、我々が受ける立場ではなく、自分たちが勝利を奪いに行く姿勢を出せるようにしていきたい」とアグレッシブに戦うことを掲げた。

前回は5-3で勝利した。互いに攻守の切り替えが早く、球際の強度が高いチーム。指揮官は「自分たちの持っているものを出させてくれる相手でもあると思う。思い切り自分たちを信じて戦いに入っていけるようにしたい」と話し、勝敗の鍵について「切り替え、ハードワーク、強度の部分。そこを上回れるかどうか。そこが大きなポイントになる」と見据えた。

横浜に4連勝中で、相性の良さもあるように見えるが、相馬監督は「結果で見ればあるとは思うが、ゲームを振り返ると紙一重。安定して強さ、強度を発揮しているのはマリノスで、その相手に勝ち点3を奪いきるのは相性だけではない」と警戒する。鹿島が上位に食らいつくにも負けられない相手で、相馬監督は「たとえ先に失点しても、積み上げているものを信じて最後まで相手をたたきのめしに行く、勝ち点3を奪う姿勢を見せつけられるかどうか」と強いメンタルで挑む覚悟を示した。