現役大学生が、大阪ダービーのヒーローになった。敵地で迎えた宿敵との対戦。立ち上がりからC大阪の守備が堅く前半が終了。流れを変えたいG大阪は後半22分にFW山見大登(22)を投入。その山見が終盤に期待に応え、後半44分にDF柳沢亘(25)からのパスに左足でシュートを放ち、左隅にゴールを決めた。

関学大に在学中。特別指定選手として出場し、伝統の一戦で勝利に貢献した。山見は「リーグ戦では何もできずに負けてしまった。アウェーで点を決めて勝つということに貢献できて良かったです」と胸を張った。

松波正信監督(46)は「相手の嫌な所にタイミング良くついてくる。狭いコースもしっかり狙えるのは技術の高さとシュートセンスを感じる。ここ数試合は山見に助けられている。感謝しています」と絶賛した。

第2戦は5日にホームで行われ、引き分け以上で2年ぶりのベスト4進出が決定する。