ヴィッセル神戸三浦淳寛監督(47)は17日、元日本代表MF山口蛍(30)の18日J1リーグ北海道コンサドーレ札幌戦(神戸ユ)の欠場を明言した。

山口は前節5日のサンフレッチェ広島戦の前半途中に負傷交代し、今季J1でのフルタイム出場が途切れていた。左ふくらはぎ付近を痛めたとみられる。

三浦監督は、山口について「彼は元々体が強いので、他の選手に比べて復帰は早いと思うが、現時点では厳しい」とし、当面の離脱になると説明した。

セレッソ大阪から19年に神戸に移籍した山口は、J1では19、20年に全試合出場を果たし、今季もここまで全試合(27試合4得点)に先発してきたチームに欠かせない存在。欠場すればC大阪時代の18年9月1日浦和レッズ戦以来で、神戸移籍後は3年目で初めて。昨年は発熱でACLを欠場したこともあるが、最もタフな選手の1人として評価されてきた。

今夏に新加入した大迫、武藤、ボージャンのFW3人については、指揮官は「大迫、武藤に関してはだいぶ、状態は上がっている。ボージャンも上がっているが、まだ100%の状態では当然ながらない」と言及し、初の3人同時先発はお預けになりそうだ。

今回の試合は当初、本拠地ノエビアスタジアム神戸で開催予定だったが、ピッチの悪化を考慮して、神戸ユニバー記念競技場に変更されている。