鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎(19)が20日、22日のホームでの川崎フロンターレ戦に向けオンライン取材に応じ、19歳シーズンでの2ケタ得点へ意欲を見せた。

現在、9得点。既に、8月15日の徳島ヴォルティス戦で、19歳6カ月17日の史上3番目の早さでJ1通算10得点を達成している(1位は宇佐美貴史、2位は城彰二)。19歳シーズンでの2ケタ得点となれば、94年の城彰二以来(33試合12得点)で「結構、周りからも言われたりするので、必然的に意識はしてしまうんですけど(笑い)。10点は取れたらいいかなと思っています」と話した。

前節はガンバ大阪に3-1で快勝した。「ほかの決定機を決めきれなかったのは修正しなくてはいけない」としながらも「前半の時点で、ボールを支配して相手が疲れて後半足止まるかなと話していた。前半のうちに、結構、相手がばててるような感じがしていて、後半になって結構、スペースが空いていた。相手のいないところで崩せたのではないかと思います」と手ごたえを口にする。勢いに乗っての首位との対戦に「堅い試合になると思っている。少ないチャンスの中でも決められるかが勝負を分けると思っている」と気を引き締めた。

今季は9得点のうち、8得点がホームでの得点だ。「ホームで試合する時の方がサポーターがたくさんいる。自分のモチベーションも上がりますし、試合前のテンションもそうですし。サポーターのおかげだと思う」と感謝する。トップ下を主戦場に、攻撃を活性化させる荒木がホームで躍動すれば、首位からの勝ち点3も見えてくる。