昨季のリーグ女王・三菱重工浦和レッズレディースが、唯一の開幕2連勝をマークした。

敗れたノジマステラ神奈川相模原は、攻守がかみ合わなかった。182センチの長身FWロペスが、強靱(きょうじん)なフィジカルで、最前線で何度かチャンスをつくったが、得点には結びつかなかった。

三菱重工浦和ファンにとって、待ちに待った浦和駒場でのホーム開幕戦。3256人の観衆が集い、多くのサポーターが赤のユニホームに袖を通し、選手の一挙手一投足を見つめた。前半10分。MF猶本の左CKからDF高橋がヘディングで先制点を奪うと、会場は大いに盛り上がりを見せた。1点リードの後半37分には、FW菅沢が裏へ抜けだし、華麗なキックフェイントから2戦連発弾。高橋が「たくさんのお客さんが入ってくれた。何とか勝ちたかった。自分が絶対に点を決めたいと思っていた」と話せば、菅沢も「勝てた良かった。うれしかった」と素直に喜んだ。

次節は、埼玉ダービー。10月2日の第4節は、敵地で大宮アルディージャベントスとマッチアップする。勢いそのままに、開幕3連勝を狙う。