清水エスパルスは、残留を争う柏レイソルとの直接対決で痛恨の黒星を喫した。与えてはいけない先制点が敗戦の引き金に。今季初の連勝を逃した。

先制点の重みはデータに表れている。今季先制された17試合は、1勝3分け13敗。逆に先制した13試合は、6勝6分け1敗。MF竹内涼(30)が「先制することは、自分たちのやり方においては重要なこと」と話す。リードした展開では、一定の強さを見せる一方で、リーグ14位タイの31得点。決定力や崩しの部分に課題を抱え、ビハインドの状況を覆すだけの攻撃力を発揮できていない。

次節は24日、アウェーで川崎フロンターレと対する。7月のホーム戦は先制点、追加点を許して0-2で完敗。首位を快走する強敵から勝ち点をつかむには、先制点が極めて重要になりそうだ。【古地真隆】

▽得点経過 後半8分(柏)三丸拡