J2アルビレックス新潟の高卒ルーキー、MF三戸舜介(19)が積極的にゴールを狙う。12日は聖籠町で、13日ホーム愛媛FC戦に向けて練習。大雨の中でも巧みにボールを扱い、技術の高さを見せつけた。鋭いドリブル突破と両足から放たれる強烈なシュートを武器にここまで2得点を挙げるが「残り4試合で2ゴール取って(本間)至恩君(21)の、1年目の3得点を追い抜いて自信にしたい」。

プロ1年目で、ここまで21試合に出場。「まだまだ。もっとプレー全ての質を上げないと」と自己評価は厳しいが、メンタル面の向上には手応えがある。アルベルト監督(53)は「才能豊かな選手。攻撃ではリスクを恐れず、どんどんチャレンジしてほしい」と期待している。

愛媛との前回対戦(4月24日、2-0)では後半途中から出場。13分間のプレーで2度の警告を受けて退場となり、涙を流した。「思い出したくない記憶」と苦笑いしながら、「相手の嫌がる位置でパスを受けて強気にゴールに向かっていく」。前回対戦での悔しさを晴らすためにも貪欲に得点に絡み、チームを6試合ぶり勝利に導くつもりだ。【小林忠】