自力でJ2残留を決めた大宮キャプテンのMF三門雄大(34)が、サポーターの前で男泣きした。

この日はホームで先制を許したが、前半に自らのゴールで勝ち越しに成功。最終戦を勝利で飾り、残留が決まった。

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試合後、三門はゴール裏のサポーターの前であいさつ。「いやー、ほんとに苦しいシーズンで…」と話し始めると、20秒以上の間、涙で言葉を詰まらせた。

サポーターの拍手に背中を押されると、時折声を震わせながら言葉を紡いだ。「なかなか皆さんに楽しい思いや、うれしい思いをさせてあげられなくて、ここまで残留も引っ張ってしまって、本当に苦しかったですけど、本当最後、(今季限りで引退する)河本さんをね、笑顔で送り出したいって思いもありましたし、本当にこうやって大宮を支えてくださってるすべての皆さんの前で、残留を決めることができてすごくうれしく思ってます」。

シーズン序盤には14試合連続未勝利と長いトンネルが続き、5月下旬には監督が交代するなど、苦しいシーズンとなった。それでもクラブ初のJ3降格は回避。来季こそサポーターとともにうれしいシーズンにしたい。