J1連覇を飾った川崎フロンターレは5日、等々力陸上競技場で優勝報告会を行った。

18年までは市内でのパレードを行ってきたが、コロナ禍での密集を避けるため、昨季から競技場開催の形をとっている。選手は優勝シャーレや恒例の“フロ(風呂)おけ”を掲げ、約5000人のサポーターと喜びをわかち合った。

17~18年にも連覇を達成したが、19年は4位に終わった。来季は3連覇をかけた2度目のチャレンジとなる。鬼木監督は「3連覇を目指した19年は、苦しい戦いが続いた。来年、3連覇とACL優勝は必ず目指したい」と宣言した。

主将のDF谷口彰悟も「来年はリーグ優勝はもちろん、ACL優勝も目指して頑張っていきたい」と、今季目標に掲げながら逃したACLのタイトル奪取を誓った。

今季23ゴールで得点王に輝いたFWレアンドロ・ダミアンは「一番大切なJリーグのタイトルに加えて、個人タイトルを取ることができてうれしい。まだもう1つのタイトル(天皇杯)があるので、精いっぱい戦って、またみなさんに喜んでいただきたい」と話した。

また同じ会場ではユース年代、U-18のプリンスリーグ関東の最終節が行われ、既に優勝を決めている下部組織の川崎F・U-18は、矢板中央高に2-1で逆転勝ちした。クラブ史上初のプレミアリーグ昇格をかけて、来週広島県で開催されるプレーオフ(参入戦)に臨む。

決勝ゴールを決めたFW五十嵐太陽(3年)は来季のトップチーム昇格が決まっており、「トップチームの選手に追いつき、追い越せるように頑張りたい」と意気込みを語った。【杉山理紗】