去就が注目される横浜FCの元日本代表FWカズ(三浦知良、54)が、年内にも移籍先を決断する考えを示した。大阪府内での自主トレ2日目となった13日は2部練習を実施。来季J2の横浜FCを退団する可能性が高く、JFL鈴鹿と高知から正式オファーを受けているカズは「J(クラブ)とJFLでは開幕時期が違うので、準備も変わる。12月中には決めたいですね」と方向性を示した。

移籍先を決めるポイントは2つ。1つは足への負担を考え「人工芝での練習が続くのはいいことではない」。もう1つは、今季出場1試合(1分)に終わったため「一番、出場機会を感じられる。希望を持てるクラブがいい」と出番を求めた。05年途中に神戸から横浜FCに移籍したことを思い出し「あの時と情熱は変わっていない」とし、冗談交じりで「やれてもあと6年かな」と60歳まで現役を示唆した。【益子浩一】